毎日、入れ歯のお手入れをするのは面倒・・・。
そうお考えの方はいませんか?
これは毎日歯みがきするのと同じことです。
ちゃんと毎日歯みがきをしないと、虫歯になります。
では、入れ歯のお手入れをしなければどうなるか・・・・。
★入れ歯が汚れる
お口の中には普段から多くの細菌が存在し、入れ歯と歯ぐきの間は
格好の繁殖場所となってしまいます。入れ歯にカンジダ菌が増殖し
加齢やストレスなどで抵抗力が落ちていると、口腔カンジダ症から
全身に影響することがあります。
また、天然歯と同じように、歯石やプラークも入れ歯につきます。
タバコや紅茶、コーヒーの茶渋まで入れ歯の変色の原因になるのです。
★変形・ひび割れが起こる
お口の中で使う入れ歯は乾燥にとても弱く、保管方法を間違えると
ひび割れや変形の原因に! 変形すると、快適な装着感が
得られなくなるのをはじめ、義歯性口内炎の原因になることもあります。
★お口の病気になる
お手入れをしていない入れ歯には、プラークや歯石が必ずといって
いいほど付着しています。これは、義歯性口内炎や口臭の原因と
なります。また、高齢者の方になると、口の中の細菌が原因の
誤嚥性肺炎になる恐れもでてきます。
『お手入れの際の注意点』
・歯磨き粉で磨くことはオススメしません!
歯磨き粉に入っている研磨剤が入れ歯を傷つけ、そこに細菌が
繁殖しやすくなる為です。
・入れ歯は、高温により変形することがあります。
絶対に60℃以上のお湯をかけたり、つけたりしないでください。
・入れ歯は落すと欠けたり割れたりしやすいものが多いので、取扱いには
注意しましょう。お手入れ中の破損を防ぐために、あらかじめ洗面器や
プラスチックの容器などに水をはった上で行いましょう。
・お手入れは、できれば毎食後に入れ歯を外し、お口の中と入れ歯の
それぞれを お手入れしましょう。
『お手入れ手順』
①すすぎ洗い
まず、ヌメリや食べかすを洗い流しましょう。
②ブラッシング
入れ歯専用のブラシで、入れ歯を磨きましょう。
部分入れ歯のバネ部分を磨くときは、力を入れすぎてしまうと
の原因になりますので、軽い力で磨きましょう。
③すすぎ洗い
よく洗ってから装着しましょう。
『入れ歯洗浄剤』
定期的に入れ歯洗浄剤を使用されることをお勧めします。
洗浄剤の中には臭いや細菌、着色やタバコのヤニを
落とすなどの効果が得られるものもあります。
使用方法は製品によって異なりますので、説明書や
注意事項に従ってください。
『超音波クリーナー』
超音波を使用した細かい振動で汚れを落とすもので、
人間の目には見えない細かな部分の汚れを除菌することができます。
入れ歯洗浄剤と併用してお使いください。
『保管方法』
入れ歯専用の容器を用意して、入れ歯を使用しないときは
必ず清潔な水の入った専用の容器内に保管してください。
容器の水は毎日取り替えてください。
入れ歯は、熱や乾燥に弱くそのまま放置すると変形や変色ひび割れの
原因になります。
お口の状態は日々変化します。
いつもお口にピッタリのものをお使いいただくためには、調整が必要です。
入れ歯だけでなくご自身のお口のケアも大事です。
いくら入れ歯をキレイにしてもお口の中が不潔では、本末転倒です。
残った歯を丁寧にブラッシングしましょう。
入れ歯、残っている歯、全て大切です。
素敵で楽しいお食事ライフにしていきましょうo(゚▽゚○)
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沼田歯科医院